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XYZの主張


☆ROUND1・最近のゲーム業界に対して

 最近のゲームは、映画もどきの綺麗な映像や3Dグラフィック、ポリゴン、モーションキャプチャー、挙句の果てには、こちらのモーションを赤外線で感知させる技法など色々な技術が取り込まれています。「うわ!リアルだなぁ……」と思わされる作品も街で見かけたりします。
そういえば、これを書いている日の朝にはX−BOXが発売されますね……。(私は買いませんけどね……。)
しかし、最近、何か忘れ去られているような気がしてなりません……。
技術ばかり取り込んで、最近のユーザーが望んでいるのもを、メーカーが果たして作っているだろうか?

 私は、ライトユーザーにはYESと言えるが、ハードユーザーになればなるほど、NOと言えるのではないかと思います。
では、何故、そのようにはっきりとYESやNOに割れてしまうのかと考えていると、ハードユーザーの立場に立って考えると、ハードユーザーは、純粋にゲームがしたいからだと思います。
決して、難しさを望んでいるのじゃなく(中にはそういう人もいるかもしれませんね?)、ゲームそのものをプレイして「あ〜……楽しかったな。」と言えるようなゲームをしたいのだと思います。(私もそのように……。)
逆に、ライトユーザーは、ゲームもしたいけれども、クオリティの高い画像やムービー目当てで買ってみたり、目新しさで買ってみたりする人が結構いるんじゃないかなと私は思います。
それなら、「ゲームをせずに、映画館に行くなり、ビデオ(最近ではDVDなど)を買うなりレンタルするなりして、映画(アニメ)を見なさい!」と言いたいですね……。
挙句の果てには、「みんな持ってるから買った……。」とか「ファミ通のレビューで高得点だったから買った……。」などと言う人もいることでしょう。その人たちは、論外です。”群れの中に居たい”という日本人の悪い癖です。
どうも、今のゲームは「やっている」のじゃなくて、「やらされている」のではないでしょうか?

 やはり、ゲームは、見るものではなくて、(プレイ)して、感じるものなのです。
(プレイ)するという事は、操作性やゲームバランスなどが良くないと話になりません。例えば、格闘ゲームなら、相手を殴って蹴って、手などから炎とかを出し、バランスよく、なおかつ気持ちいい連続技が入るなど、「やっていて気持ちのいいゲーム」を望んでいるんじゃないでしょうか?
また、RPGなら、それなりに長く遊べて、感動できて、ただ敵を殴るだけじゃなくて、ある程度戦略的に攻撃をしないとなかなか倒せないなど、考えさせる部分があるものを望んでいるんじゃないでしょうか?
この現状を見ると、製作者側は、ゲームを通じて何を伝えたいのかが良く分かりません……。(スーパーファミコン時代は、感じ取れるものが割とあったんですけどねぇ……。)
技術とかを駆使するよりも、「何を伝えたいか?」を作品で主張して欲しいですね……。技術は、おまけに過ぎません。(但し、FFシリーズやクロノトリガーみたいに、おまけ的に製作者が出てきて、そのまんま主張する事じゃないですよ。ゲームで訴えて欲しいんですよ!でも、このようなおまけは、私は好きですけど……。)

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